ドクターイエローとは

「見たら幸せになれる」という
都市伝説があることから、


鉄道ファンに限らず、
若い女性や、
子どもたちにも


絶大な人気のある
黄色い新幹線
「ドクターイエロー」


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この「ドクターイエロー」とは、
いったいどのような
新幹線なのでしょうか。


基本的なことから
意外なことまで、
まとめてみました。


ドクターイエローの正式名称とは

ドクターイエローとは ドクターイエロー 

時刻表

黄色い新幹線は、
「ドクターイエロー」
呼ばれていますね。


けれども、
この「ドクターイエロー」というのは
愛称なのです。


正式には、
「新幹線電気軌道総合試験車」という
名称がつけられています。


ドクターイエローの種類

ドクターイエローとは

ドクターイエローには、
ご存知の通り、
「のぞみ検測」と
「こだま検測」
があります。


(ちなみに、
現在はありませんが、
「ひかり検測」が
行われていた時代もありました。)


「のぞみ検測」とは

ドクターイエローの
「のぞみ検測」は、
主要駅に停車しながら、
本線を検査
します。


「のぞみ検測」は、
臨時のぞみのダイヤを利用して、
検測を行います。


つまり、
営業運転をしている
新幹線と同じコンディションで
走行しながら
検測を行っているわけです。


だいたい決まった
臨時のぞみのダイヤを
利用しているため、


その臨時のぞみが走行する日には
「のぞみ検測」は
できないことになります。



これは、
走行日を予想するのに、
参考になりそうですね。


少なくとも、
この日には走らないだろう
ということくらいは
判断できそうです。


「のぞみ検測」の停車駅と時刻表

ドクターイエローとは

「のぞみ検測」の停車駅は、
下りの場合、


大井車両基地から発車し、

東京駅-品川駅-新横浜駅
-名古屋駅-京都駅-新大阪駅に
停車しながら走行します。


そして、
一旦、新大阪駅から
鳥飼車両基地に向かい、
休憩します。


その際に、
車両基地までの線路の検測や、
担当者の交代など

行います。


3時間半ほど後に、
再び鳥飼車両基地から
新大阪駅に向かい、

新神戸駅-岡山駅-広島駅
-新山口駅-小倉駅-博多駅に停車し、
博多総合車両所に向かいます。


上りの場合は逆に、
博多総合車両所から発車して、
大井車両基地まで
走行します。


詳しい時刻表は
こちらでご覧になれます。

⇒ドクターイエローの時刻表のぞみ下りはこちら!!
⇒ドクターイエローの時刻表のぞみ上りはこちら!!


「こだま検測」とは

ドクターイエローとは

「こだま検測」も
下りの場合は、


営業車の「こだま号」と同じように
全駅で停車しながら
側線検測
を行います。


具体的には、
大井車両基地から
東京駅に向かい、
各駅で停車しながら
新大阪駅まで走行します。


そして、
鳥飼車両基地で休憩。


再び鳥飼車両基地から
新大阪駅に向かい、

各駅停車で
博多総合車両所に向かいます。


こだま検測の時刻表

「こだま検測」は、
「のぞみ検測」と異なり、


こだまのダイヤを
そのまま使うことは
ありません。



ですから、
予想して時刻表を作成するのが
とても難しくなります。


私も挑戦していますが、


各駅停車の「こだま検測」なので、


ノンストップで走行していく
「のぞみ号」や「ひかり号」を
抜かさせるために
待避をする駅があります。


この、
どこの駅で通過列車を
待避するのかを判断するのが
とてもやっかいで、
非常に苦戦しています。

⇒ドクターイエローの時刻表こだま下りはこちら!!
⇒ドクターイエローの時刻表こだま上りはこちら!!


ひかり検測とは

ドクターイエローとは 

かつて、
「ひかり検測」も
主要駅に停車して
検測をしていました。


現在は700系タイプの
ドクターイエロー(923形)

検測をしてますね。


この型になる前は0系タイプの
ドクターイエロー(922形)
でした。


この0系タイプは、
検測時の最高速度が
160km/hでしたので


東海道新幹線の
営業運転の最高速度が
200km/hだった時代のみ
ひかり検測を行っていました。



しかし、
東海道新幹線の最高速度が
220km/hに引き上げられ、


160km/hでの計測が
難しくなったので、
「ひかり検測」は終了しました。


ちなみに、
「ひかり検測」も
現在の「のぞみ検測」と同様に
10日に1回程度の頻度で
検測を行っていましたが、


1回の検測で3日間をかけて
検測をしていた
ようです。



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ドクターイエローの車両編成は?

通常の営業用新幹線は
16両編成ですが、


ドクターイエローは
7両編成
で、


各車両ごとに
その役割が異なっています。


1号車から7号車までの
仕事内容については、


⇒「各車両の役割」の記事で
詳細に説明してありますので、
良かったらご覧ください。


ドクターイエローの仕事内容は?


ドクターイエローとは

新幹線を
安全に走行させるため、


線路や架線・レール状況を
調査し、


修理の必要がある箇所を
見つけ出すのが仕事です。


「ドクターイエロー」は、
「新幹線のお医者さん」
よく言われますが、


人間や動物のお医者さんのように
治療まではしてくれません。


異常がないか
検査だけします。


923形とはどういう意味?

時々、通な方々は、
ドクターイエローのことを
923形と言っているのを
聞いたことがある方も
いらっしゃるのでは?


なぜ、
ドクターイエローのことを
923形というのでしょうか。


(923系ではありません!!)


○○○形というのは、
新幹線の車両形式を
表したもの
です。


923形の
「9」は事業用車
「2」は試験車
「3」は東海道・山陽新幹線の
電気・軌道検測車であることを
表しています。


ということで、
「923形」というのは、
ドクターイエローの車両形式を
表したものであるわけです。


ドクターイエローって何編成いるの?

ドクターイエローとは

923形のドクターイエローは、
JR東海の所有している
0番台(T4編成)
と、


JR西日本所有の
3000番台(T5編成)



2編成があります。


「T4編成」
T5編成」
では、


パッと見た感じは
同じように見えますが、
少しずつ違いがあります。


「T4編成」と「T5編成」の
「違い」については、


こちらで詳しく説明していますので、
良かったらご覧くださいね。

⇒ドクターイエローのT4・ T5とは?その違いは?


ドクターイエローを見ると
どうして幸せになるって言われるの?

これには、2つの説があります。


【理由①】
ドクターイエローは、
事業用の試験車両であり、
営業列車ではありません。


そのため、
通常、乗客を乗せることは
ないので、


その走行日も
走行時刻も
非公開になっています。


ドクターイエローの
走行頻度は


地震などの大きな災害や、
不安要素がない限りは、


「のぞみ検測」が
10日~14日程度に1度、
2日間で1往復します。



1日目は「下り」(東京発 博多方面)
  ↓
2日目は「上り」(博多発 東京方面)


「こだま検測」は
1か月~2か月に1度、



こちらも
2日間に分けて走行しますが、
1往復のみします。


頻度としては、
まあまあ、あるとは思いますが、


何も情報がない状態で
ドクターイエローに遭遇するのは
かなり難しいでしょう。


それで、
めったにお目にかかれない
珍しいものに出会えて
ラッキー~!!


という感覚で
ドクターイエローの
都市伝説が生まれたというのが
ひとつの説です。


【理由②】
そしてもう一つは、
ドクターイエローの
車体が黄色いことから
きています。


そもそも、ドクターイエローはなんで黄色なの?

ドクターイエローは
保守用の車両ですね。


JR東海では、
保守用の車両は、


夜間でも目立つように、
黄色を使うという
ルールがあるようです。


実際、
ドクターイエローも
最初の頃は、
夜間に検測を行っていました。


また、
ドクターイエローが
営業用の新幹線と
同じ形なので、


保守用の新幹線であることが
一目でわかるようにする
必要がありました。


そのような理由で、
ドクターイエローも
黄色になったようです。


なぜ、「黄色い新幹線」=「幸せ」なの?

ドクターイエローは、
「マリーゴールドイエロー」と言われる
黄色の中でも明るい、
ヴィヴィッドなカラーですね。


大変目立つし、
迫力もあり、
魅了されます。


見ているだけで
いかにも、
元気が湧いてきそうな色です。


では、
「黄色」という色には、
どのような働きがあるのでしょうか。


「黄色」は、
温暖色であり、
軽く感じる色です。


人の心を躍らせ、
楽しい気分にさせる力があると
言われています。


古くは、
「幸せの黄色いリボン」という曲や、
「幸せの黄色いハンカチ」という
映画もありましたね。


ここらへらんのノリで、
「幸せの黄色い新幹線」と
言われるようになり、


ドクターイエローを
見ることができたら幸せになると
言われるようになったようです。


ドクターイエローを見るには?

ドクターイエローの運転日

ドクターイエローの運転日は、
公表されていません。


しかも、
一部の関係者にしか
知らされていません。


運転日を予想されている
サイトもありますが、


急遽、変更になるということも
ありえます。


一番確実なのは、


下りの場合は、
ツイッターで走行情報を確認後、


ドクターイエローの時刻表で
時間を調べてから
お出かけになるのが良いでしょう。

⇒ドクターイエローの時刻表のぞみ下りはこちら!!
⇒ドクターイエローの時刻表こだま下りはこちら!!


上りの場合は、
下りの翌日に
走行することが多いので、


前日から心の準備を
することも可能ですね。

⇒ドクターイエローの時刻表のぞみ上りはこちら!!
⇒ドクターイエローの時刻表こだま上りはこちら!!


ドクターイエローのおススメ見学方法

猛スピードで
走っている姿は
迫力があって素敵ですね。


けれども、
本当に一瞬で走り去ってしまいます。


うっかりしていると、
ちょっとよそ見している間に
通り過ぎてしまいます(汗)。


停車しているドクターイエローを
間近でゆっくり見られる
可能性がある
のは、


のぞみ通過駅での
こだま検測
です。


駅によっては、
通過列車を待つために、
5分以上停車している
場合もあります。


⇒ドクターイエローの時刻表こだま下りはこちら!!
⇒ドクターイエローの時刻表こだま上りはこちら!!


この時刻表では、
のぞみ通過駅での、
ドクターイエローこだま検測の
待避状況についても
見ることができます。


参考にしてみてくださいね。


のぞみ検測でも、
東京駅・新大阪駅・博多駅なら
ゆっくり見られるでしょう。


ドクターイエローを見る目的で
ホームに入る場合には、
入場券が必要ですので、
ご注意くださいね。


入場券について

新幹線ホームに入る場合は
窓口または券売機で
入場券を購入しましょう。


ドクターイエローを見る際に
必要な入場券の料金は、


基本的には、
おとな140円
こども70円です。


ただし、
新大阪駅と京都駅だけは
おとな120円
こども60円となっています。

切符の有効期間は、
「購入した時間」から
2時間以内。


改札を通ってから
2時間ではないので、
くれぐれもご注意くださいね。


また、
SuicaなどのICカードは、
入場券としては使えません。


ただし、
券売機で入場券を購入する際に、
ICカードを利用して
支払うことはできます。


電光掲示板

ドクターイエローとは

列車案内の
電光掲示板には、


「ドクターイエロー」とは
表示されません。


「回送 9○○  回送列車です。
 この列車にはご乗車いただけません。」


このように表示されます。


「回送」のあとの数字が
900番台であれば、
ドクターイエローが
やってくると考えて良いでしょう。

ドクターイエローの停車する
ホームがわからない場合、


電光掲示板で
回送列車の案内を
探してみましょう。


ドクターイエローの停車位置

東海道山陽新幹線は
16両編成ですね。


ドクターイエローは
7両編成ですが、


東海道新幹線区間では、
16両編成の新幹線が
停止するのと同じ位置まで
行ってから停車します。

具体的に説明すると、


博多方面(下り)の検測の場合には、
16号車から10号車の停車位置に
停まります。


東京方面(上り)の検測の場合には、
1号車から7号車の
停車位置に停まります。


山陽新幹線での
8両編成が停止するように、
ホームの真ん中に
停車する訳ではありません。


最後尾を狙おうと思っている方は、
特に注意して下さいね。


また、
先頭車両を
綺麗に撮影したい方は、


16両編成の先頭車両の
乗車位置よりも
15mくらい前の位置に


ドクターイエローの
先端が来ますので、


乗車位置からさらに
5mくらいは前に
いた方がよいでしょう。


あまり近すぎると、
入りきらないと思います。


ただし、
あまりぎりぎりの時間に
そこにいっても、


人が多すぎて、
その場所をとることは
できない可能性があります。


できれば、
20分程度余裕を持って
行動されることを
おススメします。


見学時の注意事項

ドクターイエローが到着すると、
うれしさのあまり、
興奮状態に陥り、


ついつい、
周りの状況が
見えなくなってしまう方が
いらっしゃいます。


駅には
目や耳など、
身体の不自由な方や、


妊婦さん、高齢者、
小さなお子様を連れた方など、
様々な状況の方が
いらっしゃいます。


くれぐれも、
周りの方に迷惑にならないよう、
冷静に行動してくださいね。


特に、
ホームでの三脚の使用は、
本当に迷惑になります。


足を引っ掛けて
怪我をさせてしまっては
大変です。


また、
写真を撮る際に
フラッシュをたくのも
避けましょう。


そして、何より、
ご自身の身を守ることも
忘れないでくださいね。


小さいお子様を連れて
ドクターイエローを見学される際は、
必ず手をつないでいてください。


お互い、譲り合って、
気持ちよくドクターイエローを
楽しみたいものです。