ドクター東海とは?

ドクター東海 目撃

東海道新幹線の
お医者さんである
ドクターイエロー。



これに対し、
JR東海の在来線にも
お医者さんはいます。



その名も
ドクター東海。


キヤ95系気動車と言います。



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これは、
業務用車両です。


ドクターイエローほどでは
ありませんが、


先頭部が
黄色に塗装されています。



ドクター東海 目撃

編成記号はDR。
まさにドクターです(笑)。



1995年にDR1編成が、
2005年にDR2編成が
登場しました。


DR2編成の登場後、


DR1編成の製造から
DR2編成の製造までに


かなりの時間が
経過していることから、


機器の精度も
大きく変わっているため、


DR1編成も
DR2編成と同様の検測機器に
更新
されています。



また、
2編成とも2016年から
さらに精度が向上し、


メンテナンスが簡単な検測機器へ
更新されることになっています。



この車両は
関西線・参宮線快速みえや
高山線・太多線列車に
使用されている


キハ75形気動車が
ベース
となっています。



キハ75形気動車

なので
最高速度は120㎞/h。


営業列車と同じ速度で
走行できる
ため、


日中の営業列車に混ざって
運転することが可能
です。


ドクター東海の車両の役割は?

ドクター東海は
3両で編成を組んでいますが、


ドクターイエローと同様に
1両ごとで役割が違います。



東海道線の東京側先頭車の役割

まずは
東海道線の東京側、
中央線の塩尻側、
関西線の亀山側、
高山線の富山側の


先頭車である


キヤ95-1、
キヤ95-2についてです。



ドクターイエロー ダイヤ

1番の特徴は、
燃料で走る気動車であるにも
関わらず、



パンタグラフを
搭載している
ところです。


このパンタグラフは


検測のみ使用するもので、
走行には
一切関与しません。


なので、
非電化区間の検測時は
もちろんのこと、


電化区間での回送時も
折りたたんだ状態で
走行
します。



パンタグラフの横には
ドクターイエローと同様に


観測用ドームと
投光器
があります。



ドクターイエロー ダイヤ

日中でも投光器が
架線を照らしていることが
わかりますね。



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中間車両の役割

中間車両は
キサヤ94-1、
キサヤ94-2です。



ドクターイエロー ダイヤ

この車両は
動力をもたない付随車で、



線路状態を検測しています。



気動車の付随車は、


ダブルデッカーや
客車からの改造など
特別な場合にのみ現れます。



この車両は、
走行用の車端部にある
台車2つに加え、


中央に
検測専用の台車
があります。



ドクターイエロー ダイヤ

画像ではわかりづらいですが
車両中央にある
「キサヤ94-2」の
真下にあります。



ドクターイエローの場合では
4号車に検測と走行を兼用する
台車を用いています。



またJR東日本やJR西日本の
検測用車両も兼用する
台車です。



貨物を牽引する機関車には
車両の重さを分散し、


より動力を得るために
3つの台車を
用いることはありますが、


ドクター東海のようなものは
なかなかありません。



東海道線米原側先頭車の役割

東海道線・高山線の
岐阜・大垣・米原側
中央線・関西線の
名古屋側先頭車は


キヤ95-101、
キヤ95-102です。



ドクターイエロー ダイヤ

信号・通信関係の
検測機器
を行います。


また
車内電源用の発電機も
搭載
されています。



この車両だけ
屋根上のエアコンが
2つ
になっています。



JR東海の在来線以外での検測

さて、
このドクター東海ですが、


JR東海の在来線以外でも
検測
をするために走行します。



それは
JR東海と線路がつながっている
JRの貨物線と
子会社が運転する城北線、
それに第三セクター
です。



第三セクターは東から


天竜浜名湖鉄道、
愛知環状鉄道、
名古屋臨海高速鉄道あおなみ線、
伊勢鉄道、
樽見鉄道があります。



ちなみに
愛知環状鉄道と
あおなみ線
の車両は


JR東海の313系ベース
なっているため、


検査をJR東海が
受託
して行っています。



2/22には
愛知環状鉄道
2000形G52編成



名古屋工場での
全般検査
を終えて


北野桝塚車両基地
戻るため、


名古屋駅中央線の
ホームのない線路(9番線)に
停車しているのを
目撃しました。



ドクター東海のダイヤ

ドクターイエロー ダイヤ

そんなドクター東海の
ダイヤですが、
ドクターイエローのように
パターンがある
ようです。



しかし、
そのダイヤは
臨時列車のダイヤや
貨物列車のダイヤとも異なります。



さらに
ドクターイエローよりも
運転頻度が低い
うえ、


様々な路線へ入っていくため
走行パターンが多く、


時刻表からダイヤを
推測することは困難です。



ときどき目撃するけど
ダイヤの全容が見えない
ドクター東海ですが、


愛知環状鉄道によると3/9には
線路の定期的な検査のため


一部の営業列車のダイヤを変更し
検測列車を走らせるそうです。


これはもしや・・・ですね(笑)。